レンコンのおろし汁
乾燥させる手間がいらず、簡単に作れます。
レンコンはきれいに洗い、皮をむかずにすりおろします。皮つきのほうが、薬効があります。
材料と作り方
レンコンは皮ごとすりおろす。飲みにくければ、繊維部分(カス)をとり除き、汁を飲む。
★1回量は、スプーン1~2杯が目安です。
レンコン

タンニンやムチンが胃の粘膜を保護
レンコンの主な成分は炭水化物で、ほかにビタミンCや食物繊維を多く含みます。
薬用としては、地下茎のほか、花、葉、実も使われ、古くから民間薬として利用されてきました。レンコンに含まれるタンニンには消炎・収れん作用があり、潰瘍の再発を防ぎ、胃痛の軽減に役立ちます。
タンニンには止血作用もあり、潰瘍の傷の修復にも効果があります。
レンコンを切ったときに切り口が黒ずむのは、タンニンが酸化するためです。
また、切ったときに出るネバネバは、納豆と同じムチンによるもので、胃の粘膜を保護する働きがあります。